2017年7月18日火曜日

深夜3時に論文を読んで寝落ち…東大パンフレットに載っている「学生の1日」が話題


誰もがうらやむ「東大生」の肩書き。しかし東大生は東大生なりにかなり大変な生活を送っているようで、東京大学のパンフレットで公開された「学生の一日」が話題を呼んでいる。 

忙しすぎる東大生のスケジュール

話題になっているのは、 東京大学理学部 情報科学科のパンフレットに掲載された、2人の学生の一日のタイムスケジュールだ。情報科学科は前期課程で「理科一類」に所属していた学生の主な進学先の一つで、「理科一類」の偏差値はベネッセの算出では77。入るのが非常に難しいことは言うまでもないが、入った後もかなり大変なよう。 
パンフレットによると、CPU実験に没頭する3年生のA君は、10時10分に「学部生のワークスペースで起床」。前日から何らかの作業で大学に泊まり込んでいたことをうかがわせる。その後授業を受け、昼休みに一時帰宅。郵便物チェックとシャワーを済ませたら、すぐさま大学に戻り、学食で昼食をとって今度は班ごとの実験に入る。シミュレーションの合間を縫って秋葉原に実験用パーツを買いに出かけ、帰ってから実験作業開始。19時にはコンビニ弁当を食べつつミーティング。、0時には息抜きでおやつの買い出しをしているが、基本的にはひたすら実験に取り組んでいるよう。一日の最後は「帰宅」や「就寝」が来るのかと思いきや、3時に「仮眠」をとってその日は終了となった。 
思考力を鍛えるために毎週新しい解法を探っているという4年生のBさんは、8時に起床後すぐに入浴しており、余裕のある生活のようにも思える。しかし、「昨夜に勉強した『整数計画法』の問題を考え」ながらのお風呂タイムで、入浴後も出かける用意をしながら計算。講義に出席した後、研究室で発表資料を用意しながら昼食をとって、13時から演習の発表に入る。

吹奏楽部の練習に参加するための移動中も次の発表のことを考え、練習が終了すると22時にまたもやキャンパスに舞い戻る。文献に目を通し、23時に息抜きでクラリネットを吹いた後、深夜1時に帰宅し勉強再開。Bさんの1日は、3時に「読み慣れない英語論文を必死に読んでいたら、いつの間にか机で眠っていた」という形で終わっている。 

厳しいスケジュールにも「うらやましい」という声が

学生のタイムスケジュールについてSNSでは、「私の大学生活とは全くの別物」「この人たち、いつ息をしてるの」と衝撃を受ける人もいれば、「めちゃくちゃ楽しそう」「めっちゃ充実した学生生活じゃん」とうらやましがる人も。 

また、大学発行のパンフレットに掲載されていることに驚いた人は、思わず「公式なのかよこれ…」「公式パンフレットでコレはまずいでしょw」などとツイートしていた。 
なかには「これ見て楽しそうだと思えない奴は来るなってメッセージじゃないかなぁ」と深読みする声もあがっている。 

他大学生の就寝時間は?

他大学がサイトで公開している「学生の1日」で、就寝時間はどうなっているだろうか。 
京都大学のパンフレットに掲載されている薬学部薬学科生の2年次のスケジュールでは、深夜0時就寝となっていた。また、「ホントはもう少し早く眠るべきですが……」と学生自身のコメントも記載されている。 

東京工業大学の工学部高分子工学科4年生は、午後をほぼ研究に費やしているものの、21時には帰宅。大好きな海外ドラマを見つつ、深夜1時には就寝するようにしているという。

0 コメント:

コメントを投稿